仏像について

仏像について

ど〜も〜仏像だいすき、新世界です。

大好きなんですけど、仏像っていろいろ種類があるので、頭がこんがらがるんですよね〜
いろんな名称が全部難しい漢字だったりするしw

そこで、これまで仏像鑑賞をしてきた経験を元に、おさえておくと仏像鑑賞が100倍楽しくなる
鑑賞のポイントをまとめていきます!
ぜひ、仏像を見に行く前におさらいしてね!

仏像はこうやって生まれた!

まずは仏像の歴史をさらっと!

偶像否定の観念

今ではたくさんある仏像だけど、お釈迦様が亡くなられてから約500年の間は、仏像は作られなかったそうです。
なぜなら昔は「偶像否定の観念」から、尊い神の姿を人間と同じような姿で表現することは、タブーとされていたためでした。

なので、お釈迦様の遺骨が納骨されている仏塔を拝み、お釈迦様は「菩提樹」「法輪」「仏足石」で表現されるにとどまっていました。

菩提樹…悟りのシンボル
法輪…説法の象徴
仏足石…釈迦の足跡

仏像が造られるようになる

その後最初の仏像は、紀元前1世紀後半にガンダーラで造られて、2世紀にはインドでも造られました。

釈迦に会いたいという気持ちが、偶像否定の観念を超えて仏像を作り出したんですね。

最初に造られた仏像は出家後の釈迦の姿で、仏像といえばイコール釈迦如来だけだったけど、
それ以降は「菩薩」や「明王」「天」などたくさんの像が造られるようになっていき、総称して仏像とよんでいます。

日本に仏像がくる

583年の29代 欽明天皇のころ、百済より日本に初めて仏像がやってきました。

仏教が日本にきた頃、神道推しの物部氏と、仏教支持の蘇我氏が激しい権力争いをしていたんだけど6世紀末に蘇我氏が勝利して、仏教が公認されました。

そのころからは、朝鮮半島や中国との間で僧侶の交流が盛んになってきて、仏師、建築士などもちょくちょく来るようになって、日本で寺院の伽藍や仏像づくりが盛んに行われるようになりました。

積極的に仏教を取り入れたのは聖徳太子で、内乱が続いていた日本において、大陸文化を取り入れて仏教思想を基本とした政治を行って、統治しようとしました。

ちなみに最初の仏師は、止利仏師(とりぶっし)といい日本で現存する最古の仏像のひとつ、
飛鳥寺の飛鳥大仏の作者と伝わっています。

仏像の種類

仏像には様々な種類がありますが、大きくは 如来、菩薩、明王、天、羅漢、高僧などに大別できるので、まずは下記の4仏と、その他があるってことを覚えていってください!

一旦さらっと説明します!のちのち詳細もどんどん投稿していきます〜

仏像ランキングはこちら》

如来→にょらい


[如来メモ]
・如来像は出家後の釈迦をモデルにしているので、装飾品など身につけていない。
・大乗仏教で、薬師如来や阿弥陀如来などいろんな如来が誕生した。
・さらに時代が下がり、これらの如来を統括する毘盧遮那如来が登場した。
・7世紀に密教がおこると大日如来が誕生した。
・大日如来はすべての如来を超越しているので、装飾品をつけている。

菩薩→ぼさつ


[菩薩メモ]
・菩薩は釈迦の前世の修行時代の呼び方で、出家する前の王子時代の姿を表現しているので、装飾品や宝冠をみにつけている。
・菩薩は如来の補佐役と考えられ、弥勒菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、観音菩薩など様々な菩薩が考えられた。
・菩薩の中でも観音菩薩はとくに多様に発展し、十一面観音や千手観音、多面多臂像が現れた。

明王→みょうおう


[明王メモ]
・7世紀密教が興ると、明王が作られるようになった。
・明王は如来の化身でもともとインドの神々が仏教に取り入れ独自に発展したもの。

天部→てんぶ


[天部メモ]
・天部ももともとインドの神々。
・寺院の守護神の四天王、梵天、帝釈天、弁財天など悪神や鬼畜など多種多様なものが含まれる。
・釈迦の説法に触れたいい神様や、敵だったけど諭されて仏教に帰依した悪神。
・如来、菩薩、明王に仕えて仏教を護る役割

その他


[その他メモ]
・上記の4種以外の仏像で、羅漢、十大弟子、達磨大師などの高僧、神仏習合の権現など多種多様。
・イラストは羅古羅(らごら)尊者…お釈迦様の実の息子で、十大弟子の一人。

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