釈迦如来

仏像の種類

釈迦如来って?

釈迦とは部族名で、釈迦族の王子だった。如来とは、真理を悟ったものという意味。ゴータマシッダールタのこと。

釈迦如来の仏像は?

釈迦、阿弥陀、薬師たちにも共通の姿で一枚の衣をまとって装飾品はしない
=如来の通相
※大日如来など後世には例外の如来も出現した

釈迦如来の印相は?

施無畏印・与願印が一般的だが、説法印のものや、禅宗では定印が見られる。
釈迦の五印(定印・説法印・施無畏印・与願印・降魔印)

釈迦如来のグループ活動

三尊像になる場合の脇侍
①文殊菩薩(向かって右)と普賢菩薩(向かって左)
②梵天と帝釈天
が一般的であるが、様々である。
③有名な法隆寺釈迦三尊像を含め古い時代は薬王菩薩と薬上菩薩が脇侍となることもある
その他
禅宗では十大弟子のうち大迦葉(だいかしょう)と阿難(あなん)が従い、眷属として十六羅漢が従う。
八部衆:天・龍・夜叉・乾闥婆(けんだつば)・阿修羅・迦楼羅(かるら)・緊那羅(きんなら)・摩睺羅伽(まごらか)の八種

釈迦如来メモ

お釈迦様にはいろいろな伝説がある。
お釈迦様の人生の重要な時期の姿をあらわした像が造られている。
誕生仏:生まれたばかりの姿。天上天下唯我独尊と言った伝説の像で、花祭りには甘茶をかけて祝う。小さい像が多い。
降魔成道像;降魔印を組んだ、悪魔(煩悩)を断ち切って悟りを開いた姿。日本ではあまりない。
初転法輪像:説法印の釈迦のモデルとなっていて、最初に説法したときの姿。
涅槃像:入滅の姿。北枕で横たわり臨終を迎えた。日本では画像が多い。
苦行像:出家後の厳しい苦行時代の姿
など

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